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毎日気軽に捨てているゴミ。まだ使えるものでも持ち主にとって不要となったものはゴミとなる。でも、いらなくなった時のことを考えて作られた製品はまだまだ少ない。ゴミは燃やしたり、土に埋めたりすることで目の前から姿を消してくれるけど、実際には形を変えて、大気、土壌、水質環境を汚染する原因にもなっている。いま、世の中にあふれる環境に無関心な使い捨て主義、ポイ捨て主義は、無意味に地球の資源を消費し続け、地球の環境を汚染し続けている。目には見えないけれど、ゴミは地球環境と大きくつながっている。 そんなゴミの問題を考えるきっかけを与えてくれる活動を、もうすぐ始まる国内の野外音楽フェスティバルで見かけるだろう。活動をはじめて今年で10年目。いまや日本でのさまざまな野外フェスティバルから、ゴミの分別やリサイクルを訴えている、A SEED JAPANの「ごみゼロナビゲーション」。「ごみゼロナビゲーション」とは、いくつもに分別されたゴミ箱にスタッフたちが立ち、リサイクルできるものと、そうでないものの分別を呼びかけ、参加者に分別を実践してもらうもの。多くの来場者がペットボトルのラベルをはがし、キャップを外したり、割り箸やタバコの吸い殻を決められたところに捨てていく。分別されたペットボトルやビールの紙コップは、翌年のフェスティバルでのゴミ袋やトイレットペーパーへとリサイクルされていく。フェスティバルから出たゴミは、フェスティバルで循環している。 そんな彼らの活動からは、大量生産、大量消費、大量廃棄の社会構造を、循環型社会に変えていくことの重要性を感じるし、素直に受け止めることができる。 「ごみゼロナビゲーション」の統括責任者である羽仁カンタ氏に「自分にできるのは、たばこの吸い殻をポイ捨てしないことぐらいです」と話したことがある。その時、彼はこう言ってくれた。「無理にがんばっても長続きしないし、いまできることをやればいいんじゃない」と。 そう。ちょっとでもいいから、環境に対してできることはあると思う。まずは、タバコのポイ捨てをしないとか、買物バックを持ち歩くとか、電気の無駄遣いをしないとか…。 今年も、フジロックフェスティバルをはじめ、国内のさまざまな野外フェスティバルで、A SEED JAPANの「ごみゼロナビゲーション」が行われる。もし、どこかのフェスティバルで見かけたら、ぜひ、彼らのキャンペーンに参加してみてほしい。そして、普段の生活に、そこで感じたものを持ち帰ってほしい。 |