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今回のイベントには、いろいろな思いがあったものの、中でも大きかったことがふたつあった。ひとつは、東京で開催される喜納昌吉&チャンプルーズのひさびさの東京公演だったこと。喜納昌吉&チャンプルーズのライブでは、奇跡がおこる。車椅子で来場した観客が立ち上がって踊ったとか、対立する組織が同じ会場で踊り楽しんだなど、逸話がたくさん残っている。年齢、性別、地域、イデオロギー、あらゆる壁を飛び越えて「音」を「楽しむ」ことを教えてくれる。「音楽」の素晴らしい可能性が実感できる、数少ないアーティストのひとり、それが喜納昌吉さんだ。 ふたつめが、このイベントのために、イロコイ連邦(ホーデノショーニー)から、ホピから、それぞれ要人の方々が来日したことだった。イロコイ連邦もホピも、アメリカ合衆国の中にありながら、独立性を保ち暮らしている先住民の人たちだ。 21日のシンポジウムで、イロコイの人たちは、千年ほど前、争いのための武器を棄てた歴史を語り、また、ホピのリーダーのひとりでもあるラッドフォード・クマホンニアさんも次のように話してくれた。 「ホピという名前、私たちの言葉では『平和』という意味になります。この世に生を受けて生まれた時から、神から与えられた土地を守っていく。この土地に暮らすすべての生きとし生けるもの、人間、動物、植物、すべてのものの面倒を見ていく。神から与えられたものを維持していく。世界を維持していく役割、責任を、私たちは負っているのです」と。これは、地球に暮らす、すべての人に共通の事でもある。 22日は午後から、数多くのグループが野音のステージに立った。伝統芸能もある。途中、司会をしていたドクター・セブンさんが、舞台裏で感想をもらしていた。 「気がついたら、これってスゴイことだよね。北朝鮮の芸能と韓国の芸能が同じステージに立ってて、そこに中国のアーティストも来て、アメリカからも来ちゃっるし、普通できないことが実現できちゃってる感じだよね」と。 ライブの最後では、チャンプルーズを中心に、中国から参加したチェン・リン、アメリカから参加したスティーブン・セガールら共演の「花」。そして、伝統芸能の担い手たち、観客の人たちもステージに上がり会場が一体になった。 21日のシンポジウム、22日のライブ、ともに直接のテーマは、「終戦被爆60年」「戦争よりも祭りを!」「憲法9条」だったものの、その裏に秘められた思いは、「平和」であり、「持続可能な社会」だった。いま、国境や民族、イデオロギーなど、隔てる壁、色分けされることは数多くあるものの、平和は共通の目標だ。持続可能な社会、平和を実現するために、この色分け、区別は、本当に必要なのだろうか。この二日間を通して、キーワードは、「共生」と「和合」なんだと実感できた。地球市民として。第二次世界大戦終結から60年目の年に。 |
| 戦争よりも祭りを! 核兵器廃絶ピースコンサート 2005.10.22@日比谷野外大音楽堂 主催:戦争よりも祭りを!実行委員会 [出演者](順不同) スティーブン・セガール、チェン・リン、喜納昌吉&チャンプルーズ、秋辺得平/(社)北海道ウタリ協会副理事長:アイヌ民族芸能、南越谷合同連/阿波踊り、金剛山歌劇団/在日朝鮮伝統芸能、李花子韓国舞踊研究所/在日韓国伝統芸能、宮城流薫風の会 赤嶺正一舞踊研究所/琉球舞踊、大城信行/沖縄空手古武道小林流敬信館、任秋子民族舞踊団/朝鮮舞踊、東京エイサーシンカ、うるまエイサー、ほか多数出演 |
ピース・チャランケ〜憲法9条と大いなる平和の法 2005.10.21@明治大学 共催:明治大学軍縮平和研究所+戦争よりも祭りを!実行委員会 [出演者](順不同) アレン・シェナンドア/アメリカ先住民イロコイ連邦、シェリー・ホッパー/アメリカ先住民イロコイ連邦、ラッドフォード・クマホンニア/アメリカ先住民ホピ族、ロリーナ・バニヤッカ/アメリカ先住民ホピ族、ベンジャミン・フルフォード/ジャーナリスト、星川 淳/作家・翻訳家、秋辺得平/(社)北海道ウタリ協会副理事長、川満信一/詩人、保坂展人/ジャーナリスト・衆議院議員、喜納昌吉/音楽家・参議院議員、きくちゆみ/グローバルピースキャンペーン発起人 |