
銀だらの醤油かす漬けおひつ膳1400円。醤油を少しまぜた銀だらのかす漬け焼きは、なにしろ旨い。今週のお米は、新潟県長岡産のコシヒカリ。お味噌汁。デザートには黒蜜ときなこのゼリー。お茶漬け用に、しそもろみ、アラレ、わさび、こだわりの玄米お茶がセットになっている。
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さわら材のおひつの蓋を開けると、ふわ〜っとごはんの湯気が立ちのぼる。鮭イクラ、明太子、ふぐなど、素朴な具をごはんにたっぷりとのせた「おひつ膳」は、定番メニューだけで8種類。かたちにとらわれず、おいしいごはんを素朴な食べ方でいただく田んぼ独自のお膳として10年間に渡って親しまれてきた。デザートや箸休め、玄米茶、薬味などセットになっている。そのまま白いごはんをいただくもよし。あるいは、おかわりした2杯目のごはんを玄米茶と東北のしそもろみでお茶漬けにしていただけるのも、ここならではの楽しみ方。「考えていることはお米のことだけなんです。お米を素朴に楽しめて、おいしくて、値段は普通でなくてはならない。それを徹底したお店が田んぼの始まりでした」と、店主の岡野真吾さん。
だからお米への情熱も半端ではないのだ。お米は週替わりで替えていく。今年は、新潟のコシヒカリ(長岡産、十日町産)と、岩手のひとめぼれの3種類を使う。また常に炊き立てが味わえるようにと専門の米屋に頼んで毎朝精米してもらい、ガス釜で少しずつ炊く。これも「日本の食文化であるご飯のおいしさを伝えたい」という岡野さんのこだわりだ。ごはんは、少し冷めたとき、甘さに余韻が残るくらいが理想的。おひつを選んだのも、ベストな状態を食べてもらいたいため。おひつで程よく冷めたご飯は、一粒一粒が輝いている。
さらに、おすすめしておきたいのが注文されてからにぎるおにぎり。おいしいお米をおいしく炊いて、いい塩で、いい海苔で巻いて食べる。これ以上のことはもうありえないかも……。おにぎりはおかか、こんぶ、しゃけ、いくら、うなぎなど、11種類。おにぎりもいいし、お茶漬けもいい。生卵やとろろでいただくのもいいだろう。ごはんの前に、めざしと日本酒で一杯やるのもいい。
ここのごはんは単純に旨い。そして、日本食の楽しみ方を教えてくれる。ごはん党にとって、これほど頼もしいお店はほかにはないはずだ。
東京都渋谷区神宮前5-49-5
Tel. 03-3797-3914
営:11:30〜23:00 休:祝
東京メトロ表参道駅B2出口より徒歩2分。青山通りを渋谷方面へ、花の館ビルの角を右折して約30m先左折した右手。
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