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久々のバリ島。来る度に空港やリゾート地の開発ぶりには驚くが、基本的に土地でとれる天然の材料を使っていたり、気持ちいい空間作りを競っているところは楽しませてもらえる。
朝起きると、娘さんが庭の小さな祭壇に香をたて、お供えをして聖水を振りながら祈っている。しばらくすると、お供えのご飯粒を小鳥がつついている。この光景、バリは変わっていない。
モダンとプリミティブ、日常とリゾートがひとつになった感覚。二七年前に初めて訪れた時この感覚がとても新鮮で、それ依頼自分の中に染み込んでいるようだ。
ビーチを後にして、その当時長期滞在していたプリアタン村へ向かう。山に近づくにしたがって水田が広がる。この景色も変わらないバリだ。お百姓さん達は牛を使って耕し、手で苗を植え手で刈る。聞くと、籾すりだけは機械でしているようだ。よく見ると所々に木立を利用して人が一人寝れる位の棚と茅葺き屋根の休息用の小屋がある。それがそれぞれに趣があり、美しい。正にアートだ。そして畔の要所要所には椰子の葉などで作った小さな神棚がある。
この島では人と自然が本当に折り合っている。ここでは、一方向に流れる時間やお金は、表れては消えて行くドラマのように見える。
だから風景が美しいんだな。祈りが自然という永遠と繋がっているから、良い笑顔をしてるんだな。
プリアタン村で一番大きなガジュマロの木が二七年前と同じように広場の前に立っているのが見えてきた。 |