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No.013/Club D'elf

07年7月23日@代官山UNIT

Text & Photo: Kazuyoshi Janta Ueda

 オーガニックグルーブ主催するClub D'elfのショウが、プレTPCとして東京渋谷の代官山にあるUNITにて行われた。土曜日が終わって1時間ほど…フロアではClub D'elfのメンバーであるDJ Mister Rourkeがプレイしており、クールなプレイにのってオーディエンスは暖機運転。そのままメンバーが合流してショウがスタートした。
 Club D'elfはアメリカのニューヨークやボストンなど、東海岸を拠点にするミュージシャンたちの集まりで、リーダーでありベースプレーヤーのMike Rivardを筆頭に、蒼々たる名前をリストに見ることができる。毎回のライブごとにメンバーを選抜してショウを行うというから、当然演奏もその度に違うものになるというおもしろくハイクオリティなグループだ。
 今回は、ファンキーで常に動き回る大黒柱のように音を支えるベース、複雑なビートを織り交ぜる多彩なテクニックのドラム、ロックフィーリングばりばりでホットなソロを連発するギター、時に欧州や中東チックでスペーシーなやばさを奏でるヴァイオリン、そして要所要所で鋭いスパイスを効かせるDJの5人組から成っている。
 のっけから始まる怒濤のインプロヴィゼーションが、オーディエンスを踊らせた。きちっとした曲があるというよりは、大まかな枠だけがあってその中で(時折はみだしながら)、自由闊達なインプロ大会を繰り広げるという感じだろうか。主導権を持つのはリーダーのMike。彼の合図と共に急上昇と急降下、ひねりを効かせた宙返りのようにアクロバティックな演奏が続いていく。それはどこまでもディープな、ありとあらゆるサウンドが融合した音だ。
 それぞれの楽器からクールなソロが飛び出せば、やんやの熱い歓声がフロアから飛ぶ。セットブレイクを挟んでの2セット…汗まみれの観衆が、踊りに踊ったオールナイトのショウだった。これでもかこれでもかと押し寄せる素晴らしい即興演奏の数々に、魅せられた人々がラストまで盛り上がっている。
 終演後は2005年の年末に有明で行われた、TPCの映像が大スクリーンに投影された。Medeski, Martin & Woodの伝説的とも言える演奏が、つい半年前だったことをやや朦朧とした意識の中で思い出す。映像で見てもあのカウントダウンは鳥肌ものだった。彼らが再び日本のステージに上がる8月のTPCが待ちきれない!

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