

Lj HOME > Live Report > No.019/SWEET VIBES MARKET
Text & Photo : yuka morigaki




横浜のライブスペース兼レストラン&バーThumbs Upをホームグラウンドに、繰り広げられるレゲエNight「SWEET VIBES MARKET」。2004年5月にはじまり、今回で22回目を数えた人気のパーティーだ。過去、Likkle Mai、Keyco、ヤッホー!BAND、PAPAU-GEE with ZION HIGH PLAYAZ、Rankin Taxi、犬式 a.k.a. Dogggy Style、BAGDAD CAFE the trench town……数々のレゲエ・ミュージシャンが空間を彩ってきた。そしてそのスペシャル・バージョンが、2006年秋、横浜の赤レンガ倉庫で開催された。
オープニングを飾ったのは、OKI DUB AINU BAND。アイヌ民族のトンコリという伝統的な楽器をアンプにつなげ、アイヌ音楽の電子化に挑戦している彼ら。さらに、ダブを導入した図太い音が身体の奥底に響き渡り、骨までしびれる。Candle JUNEのキャンドルでデコレイトされたステージが、ゆらゆらと怪しく光る。続くSPINNA B-ILLに、さらに会場が湧く。ステージ前に人が詰めかけ、それまで陣取っていた場所にはゆったりと踊るスペースが見当たらなくなってしまったので、後ろに避難。しかし、おなじみ『ライオンの子』はじめ、その歌声は力強く、会場の後ろにいてもその迫力はまったく損なうことはなかった。最後に登場したのが DUBSENSEMANIA。彼らならではの美しいハーモニーと、優しく響くメロディカ。そこにスペシャル・ゲストのLeyonaを迎える。『LOVE』など数曲を歌い、Leyonaがステージを降りた後、登場したのはDennis Bovell。DUBSENSEMANIAが2006年夏にリリースしたアルバム『Inna di Kitchen』で、MIXを担当したUKレゲエ&ダブ界の重鎮だ。今回のステージではミキシングのみならず、数曲歌い、フロアを沸せ、強烈なインパクトを残してステージを降りた。その後は再び、DUBSENSEMANIAの優しいグルーヴがフロアを包み込む。最後はRAS KANTOがその長いドレッド・ヘアを揺らし歌う『Song of Lion』で締め。
「満腹」。その一言につきる、ひとときだった。